Back to Home

Back to Ireland



2002-8-23-Fri......2002-9-1-Sun

Part3 病人が一人発生
茶色文字は妹執筆分

album 2002/08/24

2002-08-25 Sun. Enniskillen-Derry-Letterkenny

8月25日(日) 
部屋の窓は東向きだったのか!         
窓から美しい朝焼けを見る。
デジカメと一眼レフと、両方で2枚ずつ撮った。
「ほら!きれいだよ!」と妹にも声をかけるが、「ほんとだ」とうなずくものの、ちょっと具合が悪そうだ。
一眼レフ(下2枚)は、窓の取っ手が入ってしまったのが一枚ある―― 弟part2はカットすればと言ったが、かるごはしない。
よーく見ると、道路を はさんで向かいにある駐車場に停まっている車の輪郭がおぼろに浮かび上がっている。
ここの画面上ではよーく見ないと、だけどね。
見えるかな?


日曜の朝、
8時過ぎにごはんを食べるひとは
いないのだろうか。
日曜だから、か???
寒いダイニングルームで、いただく。
アツアツでボリュームしっかりの
アイリッシュブレックファストであった。
おおおお、豆だぁ♪
ポテトケーキだぁ(しかし、これはいただけなかったな)。 ヨーグルトもいただく。
たっぷり栄養。
妹は食欲も少し落ちているようだ。
風邪か。

たしかに、こちらは乾燥しているから、喉もやられるし、エニスキレンはドロヘダよりも北だし寒い。
そもそも、行きの飛行機(JAL)では、リクエストかなわず窓際で寒かったというから、 そこから体調不完全が始まっていたらしい。
妹の地理感覚のおかげで、
かるごはほとんど地図とにらめっこしないですんでいるので、これはちょっと痛いぞ。。。
ドキドキドキ。。。。



でも、ちゃんと地図を見てくれたので、ありがとう!なのだった。
相変わらず、言われるままに右だの左だの、ラウンドアバウトぐるぐるまわるだのしているので、 自分が地図上のどこ走っているのか、よくわからなくなっていくのは、これはもはや日々の常。
Enniskillenを出て、Derryに向かう。
日曜なのですいている。道もけっこう整備されているところが多くて、Puntoくんもよい走り。
ようやくアクセルとブレーキの位置に慣れてきたのかも? 

しっかし、こんな時間から動く人はいないのかねー、と言いながら、ガラ空きの道をゆく。
アーン 湖(Lough Erne)沿いの道すがら、デヴェニッシュ島(Devenish Island)のフェリー 乗り場を探す。
と、前方右側におおきな茶色い看板。

Devenish Island Ferry Port (違ったかもしれん。
しかし、そんなようなことが書いてあったのさ)

「まさか……どこに?」
看板はデカいが、指し示す左手に入れという道は細いぞ。
あそこから行くのか?と信じられない思いはつのるが、
その先走ってみたところ、それらしい場所はないので、 「あれなんだろう」と納得する。
スライゴー(Sligo)から日帰り旅行をするときには、あれを信じる しかないな。。。
とふたりで予習を終える。

出発前の計画では昨日泊まる予定だった街、ストラベイン(Strabane)を通過。
これが国境をはさんで共和国のリフォード(Lifford)と向き合っている、隣り合わせの街。
(なんかあるかな? 国境線ギリギリ、みたいななんかが?とひそかに期待していたけどとくになし)
前日ここまで来るのをやめたのは、デヴェニッシュ島に日曜朝行けたらという欲が出たせい。
結局は島には行けなかったのだが、たとえたどり着いていてもこの街で宿が見つけられたかどうか。
数的なこともそうだけど、なにしろ26日月曜はバンクホリデー(北アイルランドのみ)である。

それにしても、道路わきの電柱に、IRAの文字やライフルの看板が目立つようになってきた。
検問にこそあわなかったものの、景観の違いを地味ながら感じるようになっている。
人気(ひとけ)がないのは、日曜のせいなのかもしれないからなんともいえないけど、
どこもなんだかこぢんまりしているね。

それから、結構あっけなくデリー(Derry)に到着。
ちなみに、名称について――北の、あるいはデリー住民たちは"デリー"と言うのかもしれないが、
共和国には そういわれても最初ピンとこないでいる人もいる。
「デリー??? ああ、ロンドンデリー([London]derry)ね」 言い直されてしまう。
いいのかなあ? 気を使って「デリー」と言いつづけてみたんだけど、でも、どっちでもいいのかな。
あるいはそれによって党派が分かれるのか? (まさか?!)

しばらく並んで走っていたフォイル川(R.Foyle)を、きれいな橋(通称Double Deck)を
左に渡って街に入り、坂で蛇行した道をあがっていく。
とりあえず停めたい。 車から降りたい。
かるごは街中に進んでいくとだいたいそういう欲求が強くなる。
街中を走りたくないという思いがあるのがひとつ、早く降りて歩きたいという思いがあるのがひとつ。
一方通行なんかがあるし、そうなると迷ったときメンドウだし、小回りがきかない……
混んでたりなんかすると、それだけでロスがある――。
なにより、自分で歩かないと、街中のにおいや すれ違う人とかを含めて、
街が見えてこないような気がするので。
なので、立ち寄ることを目的とした街に着くと、さっさと車停めて歩きたいよう、となるのである。

深く街中に立ち入らないうちに、いったん戻ってPマークの見えた駐車場に入る。
ここまで奇跡的に(?)支払うことなく車を停めつづけていた我々。
でも、メーターあったからここは払うんだろうなー。
そう思って車を降りてメーターのところへ行ったら、日曜はFreeとある。
おおお、すばらしい。今日は日曜だ!!




The Diamond
-War Memorial-




車を降りて歩き始める。ツーリストオフィス探しである。今夜のためのレタケニー(Letterkenny)の宿を予約しておきたいから。 そしたらあとは体調に合わせてのんびりゆける、という計画。
Lonely Planetにも書いてあったし、サインポストもあった。城壁内外近いところを探すものの見つからず。
結局、フォイル川沿いのほうへ。(ここしかないらしい)

バスで到着した旅行者たちが集まる。わかりやすいなー。
つまり、おんなじヨソモノ同士。
妹が交渉してくれている間、「行きたいところ決めておいて」と言われたけど、何を見ていてもいわゆるデリーの観光名所は城壁内外、日曜なので軒並みお休み。
おばちゃんががんばってくれたのだが、ネットの具合がよくないらしく、何万年かかっても 動いてくれなさそうなので、結局手書きのスリップになった。なんなんだ。

店は午後から開く、というところも多そうだ。
そういうわけなので、歩いているのは当然旅行客がほとんど。
あ。あとはシスターにひとり会ったな。。。あのひとは旅人じゃなさそうだ。。
城壁外の通り



The
Walls
of
管制塔
Derry
 
壁を歩き、街をながめる。
遠く眼下に見えるボグサイドの街並みなどは、ほんとうに不思議な気がする。
警察の管制塔も、北でしか見られないか。

さて、歩くうちに、やはり妹は具合がだんだん悪くなる――。 ショッピングセンター内のカフェで軽く昼ごはん。空腹感と少し縁遠いのが不思議だけど、ちょっと甘いものを食べると落ち着いて元気も出る感じがするもんだ。

さあ、レタケニー(Letterkenny)に向かうべく、再びフォイル川を渡ろう。
もちろん具合が悪くともナビは妹。




橋で右よ、とツーリストインフォメーションで言われたので、橋を渡って右折。
だが、これは来た道。これで次の目的地に着くはずがない。そこで、自称スーパーナビは、かるごにUターンをお願いし、正しい道A2(共和国に入るとN13となる)へと導くのであった。こう書くと、まるで姉かるごが運転しているだけのようだが、そんなことはない。
きゃっきゃっと楽しく、2人で道探し。 あとが1本道だとわかると、スーパーナビはバッテリー消耗を避けるため沈黙することに。
そろそろLetterkennyというところで、必読書Lonely君(注:Lonely Planet)を取り出す。しかし、町の地図はなくB&B場所探しは大変?と思っていたら左前方にツーリストインフォメーション。しかも開いている。らっきぃ。宿までの道は簡単、楽勝であった。
B&Bは閑静な住宅街にあるG…(なんだっけ?名前。まあ、いいや)。お部屋で1、2時間ぐらい充電してから 、念願のDonegalドライブ。森の中や港町、広々した景色の中を走り抜ける。行き先は、かるごの運転体力や自分の稼働時間を考慮して決めたのだけど(どこだっけ?)、いつのまにか目的地から外れ、というか変わってしまった。あーでも、ダメ。とちゅうだけど早く帰りたい。
帰路を急がせ、Letterkenny内のダンズストア駐車場で遂にバッテリー切れ。


Green Gables B&B
41 Orchard Grove, Letterkenny, Co. Donegal
市内まではちょっと歩ける距離(歩けるけど遠い)とは言いかねるので、車でないと便利ではないけれど――とても静かで気に入った。

シェル細工のランプシェード
そうそう。Letterkenny近くのツーリストインフォメーションはラウンドアバウト脇にあって よく見えるところにあるので、大変すばらしい機能を果たしている、と思ったよ。
デリーのインフォのおばちゃんが手書きで書いてくれた B&Bの名前、勝手なアルファベットで読んでいたんだよね。 Green Gables――Gだったのか、と判明。
教えてもらったとおりで、まっすぐいったら看板出てるから左。 すぐに見つかる。たしかに「楽勝」であった。
初の1階部屋。
ねごこちよろし♪

着くなりほとんどすぐ寝てしまった妹だったので、かるごは窮にひまになる。部屋の写真を意味無く(?)撮り、うろうろ。
ドライブ行くとか行かないとか言ってたけど、ムリかなーとか、
紅茶飲んでレタケニーのマップとか近郊案内をながめ、時間つぶし。 。。
ひま。

でも、本人が書いていたとおり、1、2時間後に「行けそうな気がする」と起き上がってきたので、お出かけすることに。
ま・一番楽しみにしていたんだもんねー。ドネゴール地域。
Fanad Headあたり行けたらねーなんて話していたけど、
これはムリやね。
さて、どうなるやら????
16時頃お出かけ。 でも明るいから(寒いけど)、出かけるのは別に抵抗ないねえ。


Atlantic Drive Courseと書いてあるものを参考に、風光明媚道路を走ることにする。
ずいぶん復活したふうなことを言ったけれど、うねうね道路にまた具合が悪くなりそうだよな……。
あんまり車が走っていない。いや、いいんだけど。

途中のビューポイントは、お城が見える入り江のようなところである。でラーン(Larne)から釣りに来ていたおじいちゃんとおしゃべり。 キャンピングカーで停まっていた。
どこから来たかとかお互いに、ホリデイかとか。
こういう他愛のないことだけでも、なんだか人心地つくかも。

頭上にはプロペラ機。
おじいちゃん、なんと「あれを操縦している彼を知っている。たぶんね」と言う。
「えーーー?ほんと?」
空を見上げながら、そんな話。

しかし、ここも寒いし、なんだか気分悪そうな妹。
お別れを言って、帰路につく。その途中ですっかり具合の悪くなった妹。
もったいないから、というその気持ちもわかるが。

にしても、このドライブコースの風景はかるご好みでもあり――写真を撮る間はなかったが、 とても気持ちのよい2時間ドライブだった。
帰りは市内のDUNNES’Storeに寄り(妹は車でおるすばん)で夕食用に買物をする。
妹がレモネードが飲みたい、というので、ホットレモンをつくるか。
かるごとしても食欲ありありではなかったけれど、 でも野菜がなんか食べたいし……とサンドイッチをつくるべく、こまごまお買い物。
ん。スープも買っておくか。栄養栄養。
B&Bに戻ってから妹はまた休む。レモネード(もどき)を置いてやり、かるごは近くのガススタンドまで散歩がてら電話に。
行く途中、歩道側に寄ってきた車があって、助手席からかわいいおねーちゃんに「このへんにフォトスタジオはないか」ときかれた。
……うーん、聞かれてもなぁ。ごめんね。
でも気持ちはなんとなくわかる。滅多に「人」に聞けるチャンスがないもんねえ。
なんとなく好奇の視線を感じつつ、
ミックさんとこに電話。
店内でめちゃくちゃな英語を、こちらの意志にかかわらず
それとなく聞こえさせてしまうわけだが、
そんな羞恥や勇気(?)より必要に迫られている。

明日、Strand Barで17:00すぎに待ち合わせることにする。

部屋へ戻って、ひとりのそのそサンドイッチ食事。
紅茶飲んで一つ食べたら満足した。運動量は少ないもんな。
ちょっと目が覚めた時、かるご製サンドイッチをいただく。食べながら(改めて書くと白々しいけど)、いいお姉ちゃんだ、私に自分みたいな妹がいたら絶対やだ。いばりんぼで、都合にあわせて引っ込んだり出てきたり。いいかげんにしろって感じよね……と考えながら、再び眠りの世界。

おおお!? なんと…………飛行機以来、
一滴もアルコールが体内をめぐってない!!
健全すぎて倒れそうだよ。


2002/08/26