雨は降っていないけれど、8時過ぎても暗いんだよね。
のそのそと起き上がり、朝ごはん。
ドネゴールの町で、少しショッピング。絵葉書を買いたかったのだけれど、
夏に来たときと違って店の品揃えはまだまだクリスマス一色。
あんまりないねー、とほそぼそと買ってみる。
ユキさんはアパート暮らし用に、 生活用品などそろえていた。
それから、本日はレタケニー(Letterkenny)目指してのドライブ。
N15からN13。ストレートに進む。
(注)すみません。写真、このへんどれがいつのだかよくわかんなくて。
29日の写真、最後のほうはもしかしたらこの日のだったかも。。。
でも、前半の運転はかるごだったので、実際ほとんど写真は撮っていないんだよね。。。
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パッチワークのようなコントラストの山々が遠くに見えたかと思うと、いつのまにか荒涼とした岩山の連なるふところ深い地形を走ることになったり。
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こうしてちいさな集落を見下ろしたり。
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目に入りきらない平原の広がる景色をつっきるとき、
畳みかけるような帯のように続く坂道の行く先が見えないとき、
道はこのあと空の上まで続いていくのではないかと思う。
空に続く開放感――。
そうだな、この国で運転が苦にならないのは、こういった「空の中をゆく」ような感覚があるからかもしれない。
単にスピードが出ているからというだけではなくて、すべるように走ることができ、地形と一体化し、空の中を駆けているような気持ちになる。
100km/hという数字で走っていることなど、忘れてしまう。
道に吸い付き、空の中に向かって、ただひたすら向かって、という感覚しかない。
交差点のない国では、機械的に停められたり、停めねばならない、ということがほとんど起きない。
停まりたいところで、停まりたいときに、停まればよい。
そしてまた進めばよい。
雨にちょこっと当たる。
晴れとはいえないけれど、見るべき感じるべきところのある景色を抜けていく。
レタケニー(Letterkenny)には 早めに着く。
宿探しをしておくことにする。インフォメーションで教えてもらったB&Bに、直接交渉に。
家族で経営している。こぎれいな屋根裏ちっくなお部屋を用意してくれたらしい。
夏に泊まったB&Bと通り一本違うところにある。
しかし、やはり北西部はシーズンオフがわりとしっかりしている。年中無休でやっているB&Bの数はとても少ないのだった。
予約を完全に終えて、荷物はそのまま積んで、その後ドライブへ出かける。
グレンヴェー国立公園付近のドライブ。
このあたりから標識はゲール語優先――というかゲール語オンリー。
ユキさん、ナビご苦労様!!!
なんと読めばよいか、たしかにわかりにくいよね。
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ひっそりとしたグウィドア(Gweedore)地方を走る。
おそらく夏場はもう少し、人通りも多いのだろうが――この世に我々だけしか旅をしていないかのようにすれ違う車も、追い追われる車もない。
人もひつじも、ほとんどおらず――。
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きれいだけど、グウィドアってちいさい町なんだね。
どこかにエンヤのおうちがあるらしいけど、
きっともう過ぎたよね。。。。
mustじゃないからいいんだけど――。
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ランチ休憩を求めて、一軒のパブへ。
しかし見るからに、フードメニュウはなさそう。
ユキさんが「どこかに食べられる店は?」と聞いたら、この先の道を少し上がっていったところにレオという店があり、そこなら食べられるという。
なるほろ、とあらためて車を走らせていった――。
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そしたら――途中、Leo's Tavernの案内看板。
「あああああ?!」
ふたりで叫びまくる。 だって、、、、
HOME PUB OF ENYA
& CLANAD
そう――レオの店、って、エンヤ&クラナドの実家パブのことだったのだ!!!
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外観だけ。左手にも広い駐車場があった。
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何年か前にNHKで紹介されていたときより、
ずっとこぎれいで、新しそうなつくり。
改装したばかり、ってところかな。
偶然もいいとこ。
中も広くて明るくて、レストランみたい。パブっぽくない。
夜になるともっと雰囲気が違うのかもね。
結構拍子抜け。あまりにもきれいすぎていて。
たしかに、ゴールドディスクなどもろもろ。
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お決まりのスープランチ。
チャウダー。
帰る頃に、ひとりのおじいちゃんがカウンターで知り合いとおぼしきひととしゃべりだした。
「あれがエンヤパパだったらおかしいねー」なんて話をしてお会計をすませて、チラシをもらってきた。
そのチラシをふと見てたら――「あれ?」。
やっぱ似てるかも。本人かも。
でも、もう声はかけなかった。
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「おもしろいねー」
「あにはからんや、の偶然・・・・」
ふたりでクスクス笑って楽しんで。
パブらしさはあまり感じなかったけどね、でも。 |

帰りはユキさんの運転でレタケニー市内へ戻る。
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人気(ひとけ)のない景色。
荒涼とした厳しさ、よりは、人がじっと身をひそめているだけの、眠っているかのような空間というふうに感じた。
「冬眠」。
そう、おそらくは、夏の蓄えで生きる冬。
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まっすぐの、まっすぐの道。どこまでもまっすぐで、怖くなるくらいにまっすぐで……。
わたしたちは眠らずに動く観光客。
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レタケニーに戻ってくる頃は、当然真っ暗。そりゃそうだ。
16:00くらいになると、すっかり夜って気分にもなる――。