1.タナボタ 2.密室
3.なんか違うと思う 4.時節柄
5.財布の中身(抜き打ち検査?)
1.タナボタ [2002/02/28]
――かるごはタナボタ人生である。
といっても、ひともうらやむような、おおきなタナボタはめったにない。
しょせんかるごレベル。
ところが、今回のはすこーしちがうぞ。タナボタらしいぞ。
先週母が、「今日電話があって」と切り出してきた。
「床暖房工事、キャンペーン中だったとかで、なんかプレゼントがもらえるんだって」
「ふーーーん?」
あんまり興味がなかった。どうせたいしたものじゃない。
「でね、言われたのが……」
と母はおかまいなく話しつづける。プレゼント選定を一緒にしよう、ってことらしい。
電話のときにとったらしいメモ用紙を見ながら言う。
「コーヒーメーカー、ジューサー、食器乾燥機のセット」
「あるじゃん」
「コードレス掃除機とコードレスアイロンのセット」
「あるじゃん(掃除機はコードレスじゃないけど)」
やっぱりいらないものばかりだ。
「APSカメラ」
うーん、 APSじゃないんだよねー、ほしいのは。
「選びようがないねえ。なんでもいいよ、もう」
「そしたらね、あともうひとつあってね、なんと。。。。」
「え?」
もしや、と思ったが、 「そうよー!」と叫ぶ。
「デジカメ!」
おおおおおおお!!! これはなんとスバラシイことだろう!!!!
妹のデジカメが壊れちゃって以来、かるごはデジカメ修理or購入で悩んでいたのだ。
「性能はわからないんだけれど、それを聞いて『これだ!』と思って」
ここで断っておくけれども、母はデジカメを使えない。使う気もない。
なのに、このタナボタ街道まっしぐら(に進みたいと願っているよこしまな考えの)娘のために、
「あとのものは家にあるからいらないけれども、デジカメなら切望しているのがいるんだわ」
とまで言って、デジカメを選んでくれたというのだ。
ああ、なんていいひとなんだろう。
「ほしいものじゃないかもしれないし、わたしはどういうのかもちろんわからないけど、
FUJIのFinepix だって。希望小売価格6万くらいだって言っていたよ」
希望小売価格はどうでもいいや。 ともかく、うれしいよね!
かるごがちょっとほしかったのは10倍ズームのやつだった。いずれそういうデジカメで
アイルランドをのぞきたいなーと思っていて、しかしそのためにはかなり奮発しなくては
ならなかった。
そもそもそんなに詳しいわけじゃない。このタナボタはありがたい。
お目当ての10倍ズームはまたいずれ、の目標にすればいいんじゃないかしらん?
そうして、なによりおかしかったのは、母がさらにこう訴えたというところ。
「来月15日に旅立つから、できるだけ早くほしいのだけど――間に合うかしら?」
かるごは3月15日に、友人の結婚式で韓国へ行くのだけれども、それにあわせて
リクエストをしてくれるとは!!
「がんばって急いで手配します」
――おおまじめに言ってくれたらしい。 このひともいいひとだ。
正直、間に合わないかもねーって思っていたんだけれども、スゴイスゴイ。
間に合ったねえ。
Finepix2500。どの程度のものかはさっぱりわからないけれど、
ちゃんと撮れるからいい♪ (あたりまえのことだが)
うーん、えらい!タナボタデジカメ♪
ありがとう、かるご母!
というわけで、撮れずにいたウイスキー2本を撮った。しあわせ気分♪
(それで、なんとなく、かるごのストックリストなんざも作ってみよう、という気分になり、
付け足してみた。ウイスキーめものページもだいぶ重くなってきたかしら。。。ま、いっか)
2.密室 [2002/04/06]
昼間、2時間サスペンスの再放送を見ていた。
密室トリックを解く、というものだったんだけど――部屋のカギ入りのバッグが死体の脇に、
という設定で、その謎を解き明かすのに実地検証していたヒロイン。
床に画鋲でとめたスズランテープを、カバンの取っ手に通し、そのままドアの郵便受けから
テープの先をオモテに出しておく。
外からカギをかけて、郵便受けから手をつっこんで、カバンのポケットにそのカギを入れてみる。
その後、スズランテープをはりつめてひっぱって、カバンを遠く部屋の奥まですべらせて
置く――で、強くひっぱって画鋲ごとテープをドアの外までひっぱってくる、というトリック。
部屋の中には相棒がいて、その様子を見守っていたのだけれど――ついに成功した瞬間、
すぐに、「やった!」とドアを開けて中に入る。
あれ? 今さっき自分で カギをかけたよね???
カバンのそばでトリックを呆然と見守っていた相棒からは、「開けてやった」という様子は
見受けられない……。
とすればどうやって入ったのか????
おいおい。密室よりもそっちの謎のほうが気になってしまったじゃないか…………。
ちなみに、それが成功したからって、「やっぱりマリコは自殺じゃないわ!」って断定もどうかと
思うぞ。「自殺と決めつけられないわ!」くらいにしておくべきじゃないかなあ?
3.なんか違うと思う [2002/04/28]
4月から学食の業者が変わって、丼ものが2種類登場した。
でも、これは……なんか違うと思うぞ、と笑ってしまったものがひとつ。
「うなだれ丼(豚肉)」
うなダレでもなく、鰻ダレ丼でもない。。。いや、通じる。わかる。
わかるが、しかし! 笑ってしまったね。
ガックリ首を垂れている豚を想像するのは、わたしだけだろうか?
そのうち「うなづき丼(鰻ちょぴっとついているぞ、みたい意味で)」なんかも
出してもらいたいなあ。
ちなみに、その日もう一種類の丼がなんだったかはさっぱり覚えていない。
ところで、今日見かけたとある弁当屋かなんかの店の前の幟に「メンチかつ丼登場!」
というのがあった。
ちょっと笑ってしまった。
かるごとしては「メンチカツ丼」と表記してほしい。
チカラが足りないよね、「かつ」だと。「カツ」だよ、やっぱ。
そう、だって「メンチ且つ丼」のようでもあるんだもの。
というわけで、 その幟を見てついつい笑いがこぼれてしまい、ひいては「うなだれ丼」を
思い出してしまってひとり不気味に笑いをもらす女であったことよ。
4.時節柄 [2002/06/18]
竹下通りを駅に向かって歩いていくと――ふだんは滅多に通らないのだが、今日は人通りが
少ないのでよかろうと思って歩いていった――「こんにちは」と挨拶が。
挨拶だけならば、別にいつも「こんにちは」と返すかるごである。
そのあと話し掛けてつづけてくるので、そこでようやく声の主を見た。
黒い顔の人だ。
アフリカ系か、南米系かわからない。
でも、黒い。そして、
「サッカー見ない?」
「見ない」
……苦笑された。
時節柄、こんな手口なんでしょうか?
だとしても、それも今日でおしまいっぽいが。
「日本は勝つ!サッカーの神様に祈ってるから」などといいながら――隣を歩く。
わたしが「Beautiful」なので、お友達になりたいんだそーだ。
国によって美の基準は違うしな、そもそも口はうまいよな、よその国のひとたちのほうが。
「あー、どうもどうもありがとねー」
サッカーの話題、わかんないのよねー。
悪いねー、かるごはアイルランドが負けた時点でWカップは終わってるのよ。
しかも、一神教信者だから――ブツブツ。
でも、駅までついてくる。ま・仕方ないなあ。
流しておくと、今度は年齢はいくつかと聞く。
聞くもんじゃないだろう、と言うと、「ノープロブレム」と答える。
なにがプロブレムでなにがノープロブレムなのか。
「???」
「ぼくは25歳だが、きみのほうが年下に違いない」
…………。
今度はかるごが苦笑する番だった。
あのさ。日本人女性はたしかに年相応に見られないことが多いよね。
が、しかし、だ!
わたしは齢30を越えて以来、25以下に見られたことは今まで一度もないぞぉ!!!!
せいぜい「26以上30手前」である。
新記録だなぁ。
彼は改札で、電話番号を教えてくれとせがんだ。次に会う約束をとりつけたいらしい。
「ごめんなさい。だれにも教えないので」
とにっこり笑って、友好的に別れてきた。
いろんな意味で、驚いた。
相変わらず、ヨソの国の方々――とくに「熱そーな国」 の方々にはお声をかけていただける
かるごである。
当然のことのように、日本人には声をかけられないのだが、こうなるともはや、そういった
とりわけて「熱そーな国」の方々を誘う、なにか郷愁があるんだとしか思えないな。
“時節柄”なお誘いをもとに、久々に日本人としての自分のルーツに、感慨深くなった
午後であった。 (おおげさ)
5.財布の中身(抜き打ち検査?) [2002/07/10]
帰りがけのバスの中で、千円札が料金箱に食べられちゃって、オツリがもらえないお客さんがいた。
あんまりにも湿気ていて、お札がつまっちゃったらしい。その後の乗客は、現金つり銭なしの人以外、
料金は払わずともよくなってしまっていた。
そして千円がいったきりのお客さんは、結局連絡先住所などを書いて、あとでバス会社から「800円
送られる」ことになったのだけど――そんな光景を見ながら、ぼんやり考えてしまう。
かるごみたいに、よっぽどのことがない限り小額紙幣1枚持っていればすばらしい、というような日も
あり得るひとであったならば…?
おそらくバスを降りてからの生活は異様に息苦しいものになりそうだ。
想像するに、あのひとは一人暮らし。
この雨で、もしかしたらおりてからお買い物をしようと思っていたかもしれない。
バス代のオツリ800円で、コンビニに寄ってなにかを買い足したかったかもしれない。
うう、気の毒だ。。。。
と、考えて、いやいや、さすがに千円札一枚ってことはないか。それに今はコンビニでもお金は
おろせるし、そもそもたいていのひとはだいじょうぶなんだろうなぁ、と冷静に。
かるごだって、最近はさすがに硬貨だけという生活はあらため(たつもり)、最近は千円札3枚は
持つようにしている(つもりなの)だけど――んんん?「つもり」?
では、もし、オツリがもらえなかった乗客がかるごだったら?
なぜかコッソリ財布をたしかめたら…………そうなった場合の残金は1,250円と判明!
ふむ!
かるごにしては、上出来じゃない? どう? ダメかしらん?