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.@"かるごの どうでもいいおはなし その2@"


   1.「象足」についての復習    2.かわいそうなCD    3.声変わり?    4.彼の椅子



1.「象足」についての復習  [2000/03/09]   

ほんとにどうでもいいことだけど、
3月8日〜3月13日研修旅行(そんなことがあったというのも
忘れてしまっているひともいるかもしれないが)の間に起きた
「かるごの右足、象足になる」の話、
詳しくさせていただくことにしよーう。

8日――つまり初日。
飛行機に乗っている間から、ちょいおかしいかな?とは思ったのだけど、
「冬に夏の靴を履いているのだし、飛行機だし、むくんで痛いのだ」
と思っていた。
で、まあ、到着後、ざっと市内観光ののち、ホテル。
だんだん痛くなっていたが、まあ、靴のせいだとまだ思っていた。

そして、夜。
グループで至福の晩餐へと出かけることになったのだが、
ドレスアップ用に靴を履きかえるか、とそれまでの靴を脱いでみた。
ちょっと驚いてしまった。
「少し腫れているんでは???」
さわってみると熱をもっているようだ。
が、なんとか履ける。同じ靴を履いているより、気分はこっちのがいい。
それに、胃袋には勝てないのだ。
シンデレラの意地悪姉さんよろしく、ちょいとギュムッと無理して履きかえた。

豪華晩餐。
足の痛みなんて、どこかへ行ってしまったさ。もちろん!!
しかし、ホテルへ戻って靴を脱いでみたらば、ビックリ!
はちきれそうなのはかるごのオナカだけじゃなかった。
なんて、はちきれそうな右足!
どうしちゃったんでしょう、わたしの足!

でも、とりあえず冷やしてから寝ればいいか――。
楽天的なかるごは眠りについた。

が!
朝起きてみたら……。

パンパカパンパンパーン。

なんだ、これ……?
靴、履けないじゃん。
それでも、オナカと足は直結していないので
朝ごはんはいっぱい食べてしまった。
具合が悪いのは右足だけで、それ以外の体はすべて健康そのもの。
しかも、かるごはどこまでも楽天的。
「午前中冷やしとけばいいだろう」くらいに思っていた。

でも……うっかり見せてしまった。
「なにそれ! だめだよ! 絶対医者に行きなさい!」
同室の子のあまりにシビアな叫び。
「歩けなくなるよ!」
なーんて脅されてはしかたない。
なら、まあ、行っておくか、と結膜炎で苦しんでいた人と共に
ホテルの中の診療所へ。

診療時間も短いし、なんだか拍子抜けしたけど、
「機会があるかぎり足を上げておくこと、一日に数回ぬるま湯で
洗うこと、海には絶対に入らないこと」
……でもこの日は午後いっぱいコンベンションパーティとやらで、
そんな優雅なことはできそうになかったが。
まあ、それはしかたがないでしょう、と黙っていた。
薬ももらった。

そう。薬。クセモノの薬。
かるごには、一生かの国の薬のボトルは開けられないかもしれない。
子供が間違って飲まないように、っていう構造はいいと思う。
「フタを押してから、まわす」というツクリ。
でも、かるごには間違っても飲めない、ってくらい難しかった。
受付のお姉さんがお手本ヲしてくれて、
「さ、練習してみましょう」
と渡されたんだけど、開けられなくて。
「できない……」
何度やっても「できない」――。
どうしてもできなくてねえ。
それくらいのこと、できそうなもんだけど、不器用すぎる……?

しかも、しまいには、お姉さんまでできなくなってしまい、
見習いドクターみたいな人まで巻き込んだんだけど、みんなして
開けられなくなって、おおわらわ。
結局、その見習いドクターみたいな人が、開けてくれたけどね、
「もうそのままにしておいてください! 
自分じゃ絶対に開けられそうにないから!」
……って、叫ぶ。

今、カラになったそのボトル、練習用にとってあるが、
相変わらず開けられない。
これじゃあ知恵の輪みたいよ。

それにしても、海外の診察代は高いってきいていたけど、ほんと。
初診と再診の違いなのかもしれないけど、
最初は薬13ドルに、診察代が110ドル。
まあ、晩餐セット+ワイン代と変わらないじゃないの!
でもこういうもんなんだろな〜って、納得していたさ。
けど、帰国日前日にもう一度行ったときは、薬なしで60ドル。
医者の違い? 
けど、2度目の先生のほうが丁寧に診てくれて、感じもよかったのに。
(感じの良い人が良い医者とも限らないけども)
ワカラン。
でも、別にいいのだ。結局は保険会社が払うのだから。

そして、この日から先、帰国するまで結膜炎の子のサンダルを
かりることになったかるごであった。
だって自分の靴、どれひとつとして履けないんだもの。
足の甲が2倍以上になってしまっていて。
まさに、象サイズの足、だったのであったことよ。

余談だけど……
足の甲の血管のすじみちがうつくしく見えるというのが、かるごの自慢。
「わたしのかわいい人体くん」とちょっと怪しげで短絡的な名前をつけてて、
風呂上がりにながめるのが楽しみだったのに。
今まだ復活していない。
象足ではなくなったが、菌がしまいまで消えてくれていない。
痛みがあったところは、赤黒くなっている。
いつか、きれいに戻ってくれるだろうか? 人体くんと再会できるだろうか?
4/5、思い切り若者に踏まれてしまって、人体くんの未来やいかに……???

そんなこんな、どうでもいいお話、デシタ。



2.かわいそうなCD  [2000/04/01]
その日は本屋に行くために御茶ノ水からぶらぶら歩いていたわけ。
そしたら、途中に輸入CDやらおもちゃやらを売ってるお店があった。
ワゴンも出ている。
何の気なしに、ちらっと見たら――
「オヤ、見覚えのあるふたり?」
近くへ行って手に取る。
おお、やはり!!! Savage Garden!!

"to the moon and back cd2"――マキシシングル。
あ〜揩チてないやつだねーコレは。
――というより、輸入盤からなにもかも集めたら、
UK盤、AUS盤、USA盤とキリがないのだからね。
そのときの気分で買ったり買わなかったり……
かるごは中途半端なコレクターなのさ。

でも、輸入盤だってことに、すぐには気づかなかった。
値段見ようとひっくり返したせいで。
で、ビックリしちゃったせいで!!!

だって、だって、だって!

100円!!!!!(正確には105円だが)

ワゴンにあるくらいだから、安いんだろう……とは思ったよ。
でも!! 
100円????
「うそーーーーーー」

でも、うそじゃない! 
ああ、なんてかわいそうなの!!!
いくら2年前のCDだからと言って、100円!?
明日(4/2)にはNHKホールでコンサートを開くほどになったのに!

……あまりにもかわいそうで、せつなくて、
でも、うれしくて、しあわせいっぱいお買い上げ。

しかも帰って開いたら、ポスターがついてた。
ちょっとうれしい。
格別ふたりのルックスに興味があるわけではないが、
こういうオマケにうれしくなっちゃうかるごであった。

ちゃんと新品なのになんてかわいそうなCD。
けど、かるごには大喜びなほりだしものCD、であったことよ。



3.声変わり?  [2000/03/28]
この間……親戚のおばさんから電話を受けた。
あいにく、彼女が話したい相閨&モヘ留守だった。
連絡先の電話番号を、かなりv竇難辛苦を伴ってお教えした最後になって、
「ところで、あなたはだれ?」
などと聞いてきた。
「ああ……ええと、かるごです」(いやいや、ちゃんと本名で答えたけどね)
「あら。かるごちゃん。わからなかったわ。風ラひいてんの?」
「え。そうですか? 声違います?」
「ううーんとね、わからない。普段の声知らないから」
「……??」
「いやね、あんまりにもセクシーボイスだから」
「せ、せくしー???」

かるごの声はもともと高くない。あんまり女のコらしくはないらしいのだ。
早口だし。(早口にはわけがある…といって、
たいしたわけではないが、こりゃまたいずれ、どこかで)
けど、セクシーボイスと言われたのは、生まれてこのかたはじめてだ――。

「そ・そ・そんなに、い、色っぽかったですか?」
戸惑うかるご。
「いやははは。そう、あんまりにもね、セクシーだから」
「は。はあ……」
意味もない雑談を終えて電話を切った。

それから、本格的に風邪をひきはじめた頃になって、ふとこのときのことを思い出した。
で、思った。
おばさんは絶対に間違えた。
間違えたに違いない。
ほんとは、こう言いたかったに違いない。
そうだそうだ・絶対に……。

「ハスキーボイス」――絶対に。



4.彼の椅子 [2000/04/02]
すっかり忘れていた。
かわいそうなCDに数奇なドラマを 垣間見た翌日――Savage Gardenのライブ帰り。
かるごはまたまたささやかに胸騒ぎを覚えたではなかったか!!

ライブ、かるごは弟part2と行った。
ふたりとも御満悦で、たらたら各駅停車で帰ってきたのだが、
同じ駅で乗り込んで、目の前に座った「彼」に気づいた。

彼は異様に気になるものを持っている――揩チている、
というか目の前に置いている。
そう。彼の荷物はとっても気になる。

長方形の、ピアノの椅子。
(高さ調節機能付・フタを開けると楽譜なんかがしまえるやつ)


「????」
わたしたち姉弟はそれでも、空いている車内ゆえ
噂話は控えていた。
だって、あからさまに話題にできないじゃない?
でも……胸騒ぎ。

なんで?
なんで、ピアノの椅子なの?
楽器を持っているひとはよく出会う。
けど、椅子ははじめてだあああ……。
レッスンの帰り?
それとも、椅子が壊れたから、新品を買ったのかな?
いやいや。
不用になった椅子を友人から貰った帰りかも。
待てよ、花見に使ったか?
ああ、どこまでもくだらない想像をめぐらすかるごであった。

――途中までは空いていたが、急行停車駅で
人の入れ替えがあり、席が埋まりはじめる。
ふと気づくと、彼がいない。
ちょっと目を走らせると、隣のトビラ側に椅子を寄せて立っている。
「お・次の駅で降りるのか……いよいよ姉弟間で話題にできるぞ」

しかし、彼は降りなかった。
次、その次の駅でも。
駅をひとつ過ぎるたび、勝手ながらつのるイライラ。

早く降りてくれえ!

さらに次の駅で、彼はまた別のトビラ側に椅子ごと移動。
いったい何の意味ある行動なのか??
降りたい駅の階段付近を狙っているのか?
それとも、半径1メートル以内に他の乗客が近寄ってくるのを
嫌っているのか?
そうだよ……ありうる。
あれはピアノの椅子だもん。
それだけに、彼は「芸術家的音楽家」かもしれない――。
繊細にして神経ソ……そういえば、メガネもそんな感じだ。
うんうん。

かるごがひとり勝閧ノ想像をふくらませながらいるうち、
彼はとうとう車両の一番はしっこのトビラまで移動した。
もうその思わせぶりな行動はやめて〜!
悶々としながらも、やっと弟に耳打ちができるようになった。

「うん。ぼくも気になってた」
「なーんか、想像がふくらんじゃうよ」
「……それはお姉ちゃんだけだと思うけど」
「しかも、今度は別のことが気になってしかたがないよ」
「……なに?」

ヤ両内の座席はほどほどに埋まっている。
でも、彼が立たねばならないほど、ではない。
もちろん、立っていたってかまわない。
けど……そんなことじゃないの。

「ねえ、彼はあの椅子に座ってもいいと思うんだけどね?」

ねえ。
その椅子には座ってくれないのかしら???
痛烈に訴えたくなり、うずうず。

「ねえ。座ってくれたら、なんだかすてきだと思うんだけどね? どお」
「……うーん」
弟はかるごのささやきに、多くを返してはこなかった。
――まったく、余計なお世話だ。

でも、彼はかるごたちが降りる駅でも、やっぱり降りなかった。
どこまで帰ったんだろう。
すごく気になってきた……。



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