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.@"かるごの どうでもいいおはなし その8@"
★「どうでもいいおはなし」…その1 その2 その3 その4  その5 その6 その7…★


   1.財布の中身   2.財布の中身・2    3.ちょっとした憤り  4.スクープ?




1.財布の中身  [2001/03/06]   

かるごはふだん持ち歩く財布の中身があんまり豊かじゃない。
学生の頃からそうなんだけど、600円くらいでも平気で出かけちゃう。
お弁当もっていってたし、定期だったし。

今もあんまし変わってなくて、だいたい1,000円くらいでも仕事へ出る。
電車賃別にしてね、余裕はそれくらい。

でも――それもちょっとドキドキなときがある。やっぱり。
昨年10月頃のことだったと思う。もしかしてつぶやきに書いたかもしれない。
だとしてもすっかり忘れてしまったので、まあ、いいや。
その日昼過ぎ、講師控室で電話連絡を待っていた。午前のみ勤務の日だったので、
当然お弁当は持っていっていなかったのだけれど――電話がなかなかこない。
やきもきして待っていたら、職員の方に
「お昼、もう食べてしまわれました?」
と聞かれた。
「いいえ」
「じゃあ、もしよかったら会議で頼みすぎちゃって余っているお弁当、食べて
もらえませんか?これなんですけど」
「これ、ひとりぶんですか?」
はじめて見た。ナチュランドシルフレイの、2箱弁当だー。 ひとつはお重っぽい。
「お野菜いっぱいだから大丈夫」
なんて魅力的な―― しかし、そこでハタと気づいた。
お高そうじゃない?

かるごはふと振り返り、自分の財布の中身を思い出した。悩む必要がないくらいの
金額だってことはわかっている。
500円。
500円しか持っていないわ。
でも、このお弁当、どう見ても……。
「これ、1500円のお弁当で奮発したから、おいしいですよ」

やはり!!
ああ、食べたい。 かるごの頭の中にはすばらしいお弁当ができあがっている。
見えないのに。イメージイメージ。
でも、払うのか?払うのか?払うのか?
うーーーん ……恥ずかしいけど、500円しか持っていないと正直に言うか、
今は財布がないとかささやかにウソをつくか、 迷う。
ああ、1,000円くらい余分に持ってくるのだった……といまさらどうにもならないことを
悔やんでみたりする。めまぐるしく想像をめぐらす。
食べられないでかなしい気分を味わう自分の哀れと、恥をかきながらもおなかを
満たしたいという自分の欲深さ。

なのに。
そんな葛藤がウソのように、「食べていいなら食べたいです」と、口からことばが
勝手にすべりだした。
食い気が恥にまさったか? そうだろなー。おなかすいていたし。

「あ。食べていただけるほうがありがたいので、ぜひ。会議費で落としているので、
残ったらもったいないから。 はい・どうぞ」
あー、やった!!!どうやらタダらしい!!!!!
「わーい、いただきますー」
ありがたくちょうだいした。おいしく食べた。んー、なんだか、贅沢。
500円しか持っていない、と言うことなく1500円のお弁当を食べられたわけ。幸せ♪
こういうこともあるのよねー。
でも――その後、あの恥をかくかウソをつくかの葛藤を味わわないために、
財布に入れる お金を増やしたなんてことをしていないかるごである。
だから、相変わらずドキドキや葛藤を感じることができる。スリリング財布状態。

今日も危うかった。
大学の本屋でdancyu(和菓子特集だったから)を買ったのだけど、ふだん
雑誌そのものを買い付けていないので、 いったいいくらなのかわからなかったのだ。
レジで「700某円です」(1割引だから) って言われてはじめて、 「なに!?そんなにする
雑誌だったのか!」と驚く。
で、慌てて財布をのぞく――――。
ほっ。
今日はちょっとお金持ちだった。1,000円、ちゃんと入っていた。
めでたく買えた。

そいで、ふと思った。
かるごの財布に今日はいくら入っているでしょうクイズができそうだ、って。
今年の誕生日はそれをクイズにしようかなー(なんの意味も意義もないけど) 。
そういうのを「クイズ」というかどうかは別としてね。
曜日に関係なく、かるごはイベントがないとお金持たないからね。なかなか
スリリング金額当てクイズ。


[余談]
そういや――お弁当の事件(おおげさ)のあと、 友達がお昼に誘ってくれたことが
あって、 「いいよ」と気楽に返事をしてから、例によって財布事情に気づいて慌てた。
「げ・ちょっと待って、お金ない!」
「え? いくら持っているの」
「に、2000円」 (友達には言える――葛藤は特になく、あわてるだけ)
「十分十分。だいじょうぶだよ、ランチだから。だって、昼間から酒飲むわけじゃないでしょう」
…………うーん。たしかに。
たしかに、だいじょうぶだった。(でも、なぜ酒が出てくるかな?)

そう、お金というものは、なけりゃないなりに、あったなりに、ってもんなのだと
実感する今日この頃であったりもする――ので、やはり財布事情は変わってない。


2.財布の中身・2 [2001/03/12]


財布がないと気づいたのは、日曜の朝だった。
ちょっと驚いたけど、あんまり危機感はなかった。
なぜか漠然と「見つかるように思う」 と感じていたくらい。
んで、それはなぜか見つかったわけなんだけど――最初は
単に、
これから
あちこち電話して届けねばならないのかーーーと、うんざりしていた。

一番の可能性はタクシーに落としてしまった、ということ。
それはタクシーで財布から払った記憶があるから。
友人の結婚式からの帰り道、 大崎のシャノンズ(Irish Pub)へ出かけたけど――そこで
落としたのではないはずだと思っていた。

が、よりにもよって「どこのタクシー会社だったか」覚えていない。いつもは必ず
タクシーカードをとったり、助手席あたりに掲げてある運転手証を見ておくのに。

とりあえず、タクシーのことはおいておき、カード会社、銀行に電話。
どっちみち悪用されるほどの金はないのだが、一応

免許証が痛いなあ……でも、もっと痛いなあ、とまっさきに悲しくなったのは、
新宿シャムロック(Irish Pub)のポイントカード。ためにためてワインボトル一本もらえる
とこまできていたのに。がーーーーーーん。
あと、Virginのスタンプカードも。

そんなしょうもないことにショックを受けつつ、でも、拾ってくれた人がいたら
恥ずかしいなあ。なんて思った。
領収書は片付けて持っていったから、入っていないのだけど――代わりに
現金も入っていないと思うんだよね。
だって、コートのポケットに6000円入っていて、その日出かけるときに持っていった
のは16,000円。んじゃ、いくら入っているのさ。財布には?
かるごはシャノンズで払わなかったのか?交通費は?
……って考えるとさ。いくらも入ってないよーに思いませんか?
(でも、なぜかアメリカドルを入れていたんだけどね)

ま。そんなこんなで一日が始まったのだけど、次の心配は
「今日は午後St.Patrick's Day paradeを見に行って、そのあとNardyさんと飲むのに
財布がなくていいのだろうか?」
であった。もちろん、いいわけがない。
財布はスペアがあっても、中身はないもんである。
コートのポケットの6,000円はとりあえず突っ込める。んで、母に借りた。やはり
16,000円で出かけるかるごであった。

最後に警察に届けねばと、教会へ行くときに駅の派出所で届けた。
実は、その頃、タクシー会社から連絡が入ったのだけどね。
そう、タクシーに落ちていたの!
連絡をくれたのは「板橋交通」だった。

ふだんから、タクシーで支払いをすませたあと、財布を「バッグに戻さず」、
手提げを別に
持っているときは、入れやすいそっちの袋に入れて降りる――
という癖がある。
土曜の夜もそうしたのだ。
引き出物の袋に入れたはず。
なのに、ない。 (たしかに余地のある袋ではなかった)
めでたく落ちてしまった、ってわけだね。

でも、見つかったという連絡は、結婚式のときから電源OFFにしていた携帯に
入ったので
、ホームに立って電源入れるまで、ちっとも気づかなかった。
かるごがおまわりさんに言われるまま、「財布の中身」を書いていた頃、運転手さんは
まさしくその財布の中身を確かめてから、うちに連絡をくれていたんだねえ。

書き連ねていて思ったけど、よく持ちこたえているよな、こんなに入れて――と
考えてしまった。
金は入らないが、モノは入るんだな、かるごの財布。
そうなのよ――。
おまわりさんが、現金欄を指差す。
「現金いくらくらい?」
「5,000円くらい」
……別になにも言われなかったけどさ。
今日取りに行って開けてみたら3,000円だったよ。


でも、見つかってよかった。
とても感じがよかった。板橋交通世田谷営業所のみなさん。
ので、菓子折り持っていってよかった、と思った。
雪降っていたけど、とてもすがすがしい財布紛失事件だったのだよ。

さて。
これはいったいどんな教訓を、かるごに生んだのだろう?


3.ちょっとした憤り [2001/03/14]

派出所に行った。
感じのよくないおまわりさんが、立っている。
あの日、書類を作るときにいたおまわりさんは、別の人の書類作成手続き中。
で、 その立番のおまわりさんに声をかけた。
「先日、財布をなくしたことで届けを出した者なのですが、
あれから見つかりまして――」
「はい」
「いえ、それでなにか届けは必要でしょうか」
「いりません」
それ以上なにも言わない。そのきっぱりしすぎた口調に、なんだか納得いかない。
「あ・そうですか……」
銀行のお姉さんは電話で「見つかりましたので」と言った瞬間、
「わあ、よかったですね!」

――なのに。
親切であれとは言わないが、感じ悪い。
まあ、よっぽど似たような「些事」にうんざりしているのでもあろう。
仕方ないけど、でも、なんだか拍子抜け。

それに、ちょっとひっかかることがある。
だって。
A4サイズの紙に、詳細書いて出した書類は、
「警視庁にも行って、該当するものがあったら連絡いきますから」
といわれたもの。
へーえ。
ま・
日々膨大な数の落し物があるだろうから、 なかなか警視庁から
見つかって連絡なんてことないだろうけどね、と思いつつも届けたわけだよ、
かるごは。
で、見つかりました、となったら、その書類はストックする必要ないはず。
見つかったことをちゃんと報告すれば、
処理スミ、となればムダな書類は
減るんじゃない?

そう思ってたんだけどな。

なのに!!!
なにも処理はいりませんってどういうこと?
出した書類も処理しないから、とも聞こえるわよ???
そりゃそりゃ、いちいちいちいちやってられるほどの量ではないだろう。
けれども、なんじゃそりゃ、な気分になってしまった。
こんなことで目くじらたてるほうがおかしいのかもしれない。
けれども。
あー、なんだか承服できない。
しょせん、あんな内容物の財布ごとき、紛失届なんてカタチだけなのかもしれないわね
――なんて考えて、勝手にひとりちょっと、ムス・ムス・ムス。

ムス・ムスかるご。 


4.スクープ? [2001/04/01]

くだらない話をひとつ。

このあいだ、かるご家におけるスクープってなんだろう。
って考えたことがあった。
知り合いが結婚式場を決めた段階になって、「結婚します」報告を親にした、
とかいう話を聞いたせいもある。

「そういう意味じゃ、やっぱわたしの結婚かなー」
母に向かって聞いた。
「そーだねー」
彼女はわたしが家を出ることはないと考えているのか、あはははと笑っていた。
実にどうでもいいノリで答えている。

「じゃ、さ。わたし、実はすでに結婚しているんだよね〜って言ったら驚く?」
一緒に暮らしているのに、そんなんアリ?と、自分で言いながら思ったりした。
そしたら、
「あはははは。それはそれで愉快ね。いい。あんたなら、ありそう」

………………母よ。
「ありそう」って、なんだ?
でも――かるごの生活力からいって、ありそうだよな、たしかに。
互いに在実家結婚。
しかも、それはスクープなのか?と疑問に思いつつ、また違うことばを思いつく。

「もしくは、どうやらわたし、だれかと結婚しているらしい、とかね」
なぜか伝聞。
「それは怖いなぁ」
さすがの母もそうつぶやく。
「うん。怖いね。これこそ、ありそうで怖い。知らない人に戸籍いられちゃうって事件、
ありそうだもんね。紙切れ一枚だから 」
自分で言って、自分で想像こわがり。

しかし、かるご母娘、のんきにそんなことをコタツで話したことであった。
全然スクープじゃない…………。

ああ、まったく、ホントになんとどうでもいいお話なんだろう。