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..memories9...@". かるごのおもいでのつぶやき 9 .@"...memories9..

なくしもの(2004/06/15)

雪降る日には (2005/03/04)


 

「なくしもの」 2004/06/15
 


結婚すると決まったときにさっさとやりゃぁいいんだが、やってなかったこと、たくさん。
今日はあちこち名義変更やらで市役所や銀行をまわるための有給休暇であった。
郵便局が一番面倒くさかったな(通帳がたくさんあって。
リスク分散しているわけじゃないんだけれど――。

午前中、転出届に市役所へ行き、帰る途中で郵便局の名義変更に結構な時間を費やし、その後成城のUFJへ。あちこちで新姓で呼ばれるのでいいかげんなれたらいいもんだが、どうもまだ自分のことじゃないみたい。
9時には動いていたというのに、ぜんぜんすすまない。
が、 祖母をあまりひとりにしておくのも気になるので、いったん昼に戻る。

母も戻り、今度はちょいと仙川へ買い物がてら振込み等々で出かける。
で、 とあるATMに入りましたら、なんと! 
脇に通帳などの入った ポーチがあるではありませんか。!!!

んー、なんだか見覚えがある――といっても、自分のものでは なくて。
やっていることはみなだいたい一緒なのだという意味ね。
だって、使っているポーチの体裁、かるごのもっているやつと同じ。
キャラクターのデザイン違い。ポーチって言うか、ほんとはペンケース なんだけどね、
通帳入れるのにちょうどいいサイズでもあるんだよね。
学生時分に流行ったやつで、「へえ、鳥のもあるんだ」って思いながら手にとって、あたりを見回した――なんて書くと挙動不審人物だね。

そんなことに奇妙にとらわれながら、ともかくこりゃ大変だ、と。
通帳は見るからに何冊も。
どうやら、現金もあるらしいし(東京三菱の真新しい 封筒が口を折りたたんで入っていたから)。中を全部ひっくりかえしたりは しなかったけれど、こりゃ困ってるだろうな、 といってさすがにこの場で、だれかお忘れないですか?なんて聞けないし…… きっと入れ違いに出て行った何人かのうちのひとりだろうと思ったのね。

とりあえず、機械のところにあるインタフォンで連絡して、きいてみた。
ポーチには名前も書いてあるから言ってみた。 そしたら……申し訳ありませんが、お客様が交番にとどけてくださいって。
へえ、そうか。しょうがないな。 ここはATMしかないし。

で、ポーチに書いてある名前と自分の名前とを告げて、相手の係りの人の 名前を聞いて、交番へ走ったわけさ……自分の振込みをさておきしてさ。 …………。
予想もしなかった。 そんなに拘束されるなんて。

さすが公務員。書類をつくらなくちゃなのよ。
しかもあけてみたらやっぱり現金で、あちゃぁ、と言いながら、おまわりさんとふたりで枚数確かめたの。 13枚ですよ。 一万円札が。 通帳も7冊、キャッシュカードが2枚。
まぁ、現れるだろうけれど、とおまわりさんも言ったけれど、とにかく書類を作 らねば で、かるごも住所やら連絡先、仕事などをお伝えしたの。 知らなかった。 道ばたの落し物を拾うのとは違って、銀行やデパートってのはその場所の占有権を もつひと(わたしの場合このATMの管轄支店銀行)と拾ったひとと半分半分に権 利が生じるらしいの。 知らなかった。

だから、手続きがいろいろ面倒になったわさ。
でも、まぁ、この落とし主がはやく交番にやってこないかな、と。 しかし、書類をちまちま書いている間に、まぁいろんな人がきますね、交番って。
道をたずねられるのが一番多いね、やはり。
でも、ついさきほど変質者が出ました、とか、撤去自転車 についての 質問とか。
はぁ。。。ひとりで切り回すのか?って思ってたら、ちゃんとパトロールから 帰ってきて3人に なった。さすがに一人じゃ無理よね。

そうこうしているうちになんと!やってきました!落とし主!
きっとこのひとがそうだろうな、と思ったんだけど(あまりにも必死の形相だったから)―― よかった!!!

これで一安心……ではあったんだけれど、書類を作り始めてしまったがために! さらにまた書類をつくることになってしまい――――延々1時間は交番におりました。

その間中気になっていたのは、干してきた布団のことだったというのが笑える。われながら。
ま。
いたく感謝されて――現金はもう絶対に帰ってこないと思っていたんだって――喜んで くださってよかったよ。
でも、こっちだって、いくらお金がほしくたって、人の ものはやはり気持ち わるいよ。通帳で名前もわかるし、(落とし主の夫と自分と、そして自分の母とおぼしき 名義のものがあり) 家族背景みたいなの想像しちゃうし。
それでも、使える人は使えるんだろう。
一応、ちらっとしか中を(名前を探して)見ていなかったから、実際現金は交番 で見るまで見なかった。 それらしき、とは思っても、さすがに封筒を開く気持ちにもなれず。
見てたらどうだったか? それでも届けたよ。
とってしまうとしたら、きっと今すぐ13万を都合しなくちゃとかいう状況のときだろうな。

わたしも、以前そういうポーチごと忘れて出かけそうになったの。
銀行でてすぐ気づいて、すぐ引き返して とってきたけどね。
だから、ドキッとする気持ち、わかるから――。 ほんとによかったと思って。

今目の前で書類があって、自分の通帳がたしかにそこにあって、そ の安堵。
届けてくれてありがとうって言ってくださった心、わたしの時間を気にしてくだ さったこころづかい。 それだけでも拾って届けてよかったな。
とても品のよい、気持ちのいいおばさんだったしね。
拾ったわたしのほうが変に 疑われることだって ありうるわけだから。

あとのお礼について(つまり権利うんぬん)は、交番外でやってくれっていわれて、やっと解放。わたしは 放棄したの。銀行の分まで権利請求しても気持ちよくないし。
けど、10分の一、って、くださったの。13000円。びっくり。
固辞したけれど、でも、「もう絶対になくなっていると思ったものが出てきたから」と言ってくださって。
結局はありがたくいただいてしまいました。。。。。

正直者がばかをみる、って言うけど、絶対にそんなことないよ。 そう思う。
別に13000円もらったからじゃなくて、あの安堵の瞬間に立ち会えたら、ほんと うにそれだけで いいことした、とうれしいもの。
なくしていたと思ったものが見つかった。
あの喜び。

足止めはくったし、今日付けの振込みはできなかったけれど、窓口にもいけなかったけれど、今日払うべきは払ったわけだから文句も出るまい。
いい一日だったと思う。

それにしても手続きは疲れた……おまわりさんたちもおおわらわでおかしかった。
本署に報告して(遺失物Noとやらを取るんだって。処理通番)いるとき、 「拾い主と落とし主がいまここに一緒に居るんだわ」って言ってた言い方がとくに。
ふふふ。

いただいた13000円は、へそくりではないけど、そうだと思いついたこと。
「 ちょっといい話袋」あるいはそうだな、「よいこと袋」というのを作って、そこに入れておこうっと@"

おかげで稲城市役所の用もぎりぎり。予定が少しずつずれちゃった。
あ。そうだ。免許の書き換えと、拾った5000円を受け取りに調布警察署か多摩警察署に いかなくちゃー。
そう、こちらもちゃんと受け取ったら、「よいこと袋」にためておこう。


 

雪降る日には  2005/03/04


足跡もなにもない雪の上の「いちばんのり」は、とても特別なこと。
かるごは、風に舞いながら降っている雪空の下で、仰向けになりたくなる。
降る雪を見上げて、寝転んでみたいの。

って、考えながら窓の外を見ていたら、久しぶりに小説を書きたくなったなぁ・・・・・・。
そう、そしてこういう日は――――そういうセンシティブな部分が表に出てきてしまうので、
あんまりお仕事モードにならない。
いや、正確に言うと、静かな環境の中ですべてを行いたいと思ってしまうので、静寂を
打ち破るものに、あからさまに眉をひそめてしまうような、そんな身勝手な態度があらわれて
きてしまうの。
静かな環境で、仕事をしていたい日。

――というわけで、身勝手な不機嫌を表に出してしまったことは、ちょっとだけ反省。
ちょっとだけ、というのは、自分の心のために正当性をも訴えたいからね。


雪や雨は、かるごのインスピレーションの素だった。
たぶん今もほんとはそうなんだ。
浮かぶのはほんの数場面。
この場面のある物語をつくってみたい――と思って、思いつきで始まるのだけれど。
あるいはことば。
ほんのひとことのためだけに、それを言いたい(言わせたい)がために、始まる。

雪や雨は、かるごのインスピレーションの素だった――だった?
たぶん今もほんとはそうなんだ。

そうなのよ。
こういう日は、そういう思い出までも呼び起こされてくる。
センシティブな部分が出てくる、っていうのは、そういうこと。

傷つきやすいけどしまっておきたくはない、けれども表に出したときは壊したくない、
かるごの「わがまま」。

インスピレーション、イマジネーション。
奪わないで。
たとえ、手や頭がまったく空想の世界を紡ぎだす作業をしないのだとしても、
空間、時間、すべてを感じる――その中にいるという実感を奪わないで、って思う。

うーん。
もう一度、書いてみようかな・・・・・つづきを。

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