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〜セント・パトリックスデイ・の素敵なおくりもの〜

[2004-04-08]

写真、ちょっと待ってね。PCがボロボロなので、写真を取り込むことが難しいの。
後日あらためて。。


かるごの人生のキーワードは、「タナボタ」「イモヅル」 「どんぶり勘定」であるが、タナボタとイモヅルは特に、切っても切れない深い深い関係がある。

かるごわーるどがなかったら出会わなかった人々――人脈がなかったら得られなかったもの――かるごわーるどがなかったら得られなかった人脈やモノ…………連鎖である。

つい先日も、わたしのウイスキー好きとウェブサイトのコーナーを気に入って くださっていた(とはじめておたよりをしてくれた)方からおたよりがあった。
そう。
3月10日に、HP拝見しました、っていうタイトルのメールがきてて、 お・久々に読者さんからだ♪と喜んでいたんである。
その方のおなまえは…………とっしゅいさん。


数年前から、KarugoさんのHPを拝見させていただいております。  
ウイスキーメモ、へべれけ会のレポートが最近、更新ないので、  
さびしいかぎりです。  
メールを致しましたのは、私のアイリッシュウイスキーを数点でも  
いいので、購入していただけたらと思ったためです。  
数年前から購入し、今では、数十本の未開封のストックがあります。  
このたび、4月上旬からイギリスに2年ほど留学することになり、  
ウイスキーを置いておく場所が無く、処分に困っております。  
また、少しでも留学費用の足しにしたいということもあります。  
もし、下記のHPをご覧いただき、気になるものがございましたら、  
ご連絡をいただけると大変、うれしいかぎりです。  
高価なものも¥5,000/本でお譲りしたいと考えております。

 http://www9.plala.or.jp/irishgreen/sub2.htm


とあったわけ。 。。。。
かるごのことだから、単純に喜んだけれども、うっかりかるご、大丈夫?と自分でブレーキ。
たまには慎重にいくべきなのか?うさんくさいかもしれない――気をつけねばならんのかも???
なんてガラにもなく石橋叩きながら上記ページをながめに行ってみると!!!
そんな疑心暗鬼はどうでもよくなるくらい、見てびっくり! 
値段もさることながら、なかなかなかなかのコレクション……!!!!
ひー。
しかも、それらがほんとに一本5,000円でよいのか?
かるご、思いっきり“誘惑の荒野”に立たされた。 なにを躊躇しているのか、かるごらしからぬ――とお思いのわーるど読者さんがいるかもしれない。
が、今回は事情が事情なのだ。 なにしろ世帯主になると決まっている結婚を4月に控えている。
こんなところで出費するのはどうかと思い(しかも彼は飲めない)…………でも、でも、待て待て、
とすごーくポジティブにこじつけ。
あのお怒り貯金をこういうことに使うべきでは?と腹をくくり――いや「誘惑には勝てず」、と正直に いうべきかエともかく以下のような5本を選んでみた。


Midleton Very Rare1990
Bushmills Distiller's Reserve American Oak
Bushmills Distiller's Reserve Sherry cask 1985
Bushmills Distiller's Reserve Single malt single cask
A drop of the Irish


書きながら、5本とも入手できない可能性もあるよな と気付いた。つまり、先約あり、ってこと。
だって、ほかにもウイスキーページ開いているひとにも声かけてるんじゃないか、ネットで他にもそういう呼びかけをひそやかにしているんでは?――って可能性はあるよねえ?
そもそもこの方とは、ほんとうに面識ない。掲示板でやりとりした記憶も、ない。
ただ単に、あちらはわたしのことを知っていてくれて、わーるど読者さんらしい♪
それがうれしい、ありがたい♪ってだけ。
決して悪い人ではなかろう……が、それだからこそ、 かるごだけに声をかけてくれているなんてこともないだろう、などとぐるぐる。


そうそう。
あとは、異物混入ウイスキーを売ろうとしているかも、なんてことは全然はじめは思い つかなかったし(これが危機管理能力の希薄を物語るかな?)。
思いついた今でも、わーるど読者に 対してそういう疑いを膨らませることはないのんきものかるご。
ん?おめでたいかねえ?
ま、そんな思いぐるぐるめぐらせながら、正直に書いてみた(おおげさだ)。
つまり、実はわたしは結婚することになっていて、そうそう趣味にお金を使うゆとりはないけど、なんとか捻出してこの5本はほしい、と。 「ただ、もしも先約有り、などありましたら教えて」と書いておいた。
そしたら、以下のような返事が!


まずは、ご結婚おめでとうございます。  
お幸せな生活が送れることを心からお祈りいたします。  
ウイスキーの件は特に他の方には声をかけておりません。  
お世話になった、友人たちに少しづつプレゼントしているという  
状況なんです。  
ですので、アイリッシュが好きなKarugoさんのような方に  
飲んでいただいて、感想をHPに載せていただきたいと思います。


おおおおー、なんととてつもなくいいひとなんだろうか!!!!
ね。 またもやかるごの「世の中いいひと だらけ」病が勃発。ヨカッタヨカッタ。ウレシイウレシイ。
とにかくなんといってもうれしいの。
心待ちにしてくれている人がいて、最近更新できていないページのことを反省しつつ、奇妙な責任感 というか使命感に燃えてくる。
いや、ほんとに、なんかうれしかったのだな。
自慢、っていうのは変だけれど、でも、ほんとこれだけのちょっとした接点なのにうれしくて。

人生は交差点だらけと思うけれど、そこでほんのちょっと挨拶みたいな言葉を交わす程度でも、
ココロがくすぐられるような幸せが得られるって――とってもうれしいんだ。 久々に、「かるごわーるど」らしいやりとりがあったこともうれしかったの。 こちらがアクション 起こせずにいるときに、こういうことがあって。 期待に添えない現状が歯がゆいけれど、それでもやはり、「かるごわーるど」やっててよかった! 師匠どの、ありがと!って気持ちも再びふつふつ。。。。 、


うきうき段取りを組みながら、とっしゅいさんのページを再びながめる。
おおおお!なんてこと!!!はたと見落としに気付いてしまった。
ああ、かるごたるもの、なんというマヌケ!ブッシュミルズコレクションに気をとられ…………。
なんとCadenhead'sのもお持ちだったことを見逃していた。これはあの38年の!
成城石井での憧れの最上段、赤い木箱の37,500円(味はヘベ会いわく「樹液」)。 そ
れからDungourneyも(カギつき木箱!)……んー、欲が出てきてしまった。
30,000円の予算にしようかな。(たった一本分の上乗せ) おまけにKnappogue木箱も気になる。

ああ・困った困った。
いや、突然困りだすな、って感じだ。
しかし、気になるくらいのその値段設定。とっしゅいさんはすでに2本オマケしてくださるとまで
言ってくれているのに、 気前よくこちらもポポンと出せればなぁ……。
いいんだろうか?7本を25,000円で買うなんて、破格すぎる。 いいんだろうか。
(すっかりその気だったが)


結局はずうずうしく


Midleton Very Rare 1991
Bushmills Distiller's Reserve Single Malt Single Barrel
                   (selected by David Quinn)
Cadenhead's Tullamore Distillery 38years
Knappogue Castle1951
Merrys Single Malt

にしてみた。
ただ、 残念ながらMerrys Single Maltはすでにご友人に差し上げたとのこと。 ほかのものを見繕ってくださるということで、とにもかくにもお会いする 日時・場所を打ち合わせたのであった。


くしくも3/17、セント・パトリックス・デー。
おおお。

巣鴨の御用を済ませるかるごはすっかり遅くなったが、遅くても可、と 言っていただいたので――お言葉に甘えて真夜中。 どうせタクシーで帰る日。
ケイタイで待ち合わせ確認をし、颯爽と現れたとっしゅいさんは、なんとなーく かるごの勝手なイメージでは荒木飛呂彦(漫画家、ジャンプなどで活躍中)。
年は同じくらいかしら、ちょっと上かしら。もしかしたら下かも。
でも、あれだけの品揃えだもん、30は越えていてほしい――いや待て、とへべ会 メンバーを思い起こす。
きょうび、人の年齢ほどわからないものはないぞ………………。

で、はじめましてのご挨拶、かるごの日ごろの不摂生生活を思いやってくださりながら、 トランクから取り出してくれたダンボール。
その大きさにびっくり!!!
いや、たしかに7本いただくのでも自分ひとりじゃ持ちきれないって思ったよ。
でもね、でもね、これは尋常じゃないよ。

「あのう、結局何本お持ちになったんですか……?」
恐る恐るたずねると、
「結局12本持ってきました!」
…………さわやかだ。
さわやかすぎる。
が、考えてみよう。 12本って、1ダースだよね???
1ダースだよ、1ダース。 驚いたよ。
かるご、どんな思い切りがあっても、1ダースのウイスキー購入はしたことないよ!!!!!!


タクシーのトランクにまで運んでもらった。12本だもんな。 分割して持っても持ちきれぬ。
うーむ、30,000円でいいのかな。。。。などという慎みある不安も最初には訪れず、とにかく 舞い上がってしまった。
だって、銘柄のぞいたら、リムリックウイスキーまであるし、ブッシュミルズなんてわ わからないくらいごろごろラベルが見えているし、ミドルトンもあるし、あれれえ???

結局ミドルトン2本(1990&1991)、ブッシュミルズ4本(一本はとっしゅいさんのお名前いり)、ケイデンヘッズ、ドロップオブアイリッシュ、 ナッポーグ、リムリック3本……。
友人が一緒だったんだけれど、彼女の前でわたし相当小踊りしていたらしい(変な表現だが)。  

これはもう、へべ会で楽しむしかない! かるごかれっじ復興(って別に没落していたわけじゃないけど)の足がかりがここには いっぱい詰まっている……などとわけのわからない想像に胸膨らませて。
そうそう、とっしゅいさん、そのとき一緒にいた友人に向かっていきなり、「ヘベ会の方ですか?」って聞いたのがおかしかった。 残念ながら違ったんだ。

ああ、一度お手合わせしたかったな(競うという意味ではなく、一緒に楽しみたかったってことね)。
イギリスへ旅立たれるとっしゅいさん。
楽しく、そして充実した日々となりますように。


それにしても、アタマがおかしくなりそうだった。 とっしゅいさんのさばさばした態度に、こちらも気遣い不足にもむき出しで3万円をお渡しし―― タクシーに乗って帰ったわけだよ。
ニヤニヤ笑いがとまらない。
アタマの中は、これをいかに披露するかのアイディアでいっぱい。
いつどこで、どんなふうに、あるいはどのように保存し、いかなる場にふさわしいのか、 考えまくってしまった。
隣にいる友人が笑い転げるほど、かるごはひとりダンボールの中身に夢中。眠気もふっとぶ。
たぶん今夜は眠れないよ、、、なんて感じ。

とにかくお礼だけは丁重に申し上げ(そのつもりだったが、どうでしたかねえ?失礼だったかな??)―― あとで「かるごなどにやらねばよかった」などと思われたらどうしよう、なんて反省もしたけど、 とりあえずまだ日本にいらっしゃるから、まだもう少し誠意を尽くせる(ような気がしていた)。


そして――タクシーの運転手さんも巻き込んでダンボールを運んでもらい、で、あとは自力で 運んで並べてみて、ことの重大さに気付く。
こりゃすごい。 ほんとによかったのか????
でもって、サントリーのおまけだったのかプレゼントだったのか、ショットグラスもいくつか詰められていた。
あまりの気前のよさに涙が出そうになった。
とっしゅいさん、30,000円じゃ少なすぎたよ。。。。
申し訳なくなって、あわててメールした。

  「今夜はありがとうございました!ショットグラスまで出て来てびっくりです!  
   いただきすぎです。手持ちがなかったから三万むきだしでわたしてしまいましたが。。  
   なので追加でせめて一万くらいお支払いしたいです(ごめんなさい、一万でぎりぎりで)。  
   振込先教えてくださいませm(__)m 」

一万円しか上乗せできないところが情けなかったが、当時はいろいろ物要りだったのだ。

しかし…………しかししかし、彼はどこまでもどこまでもいいひとだった。


こんばんは。喜んでいただけて光栄です。追加のお金は結構ですよ。
それがお約束で すから。ウイスキー楽しんで飲んでくださいね。


…………。
ほんとに、ケイタイ画面がにじんだ。
感動。

で、かるごは誓った。これに報いることができるとすれば、語ることだけ――かるごにできることは、語ること。
そう、とっしゅいさんとのこの出来事は必ず自慢しまくる。
そして、必ずウイスキーサイトを(イングランドでも読みつづけてくださることを願いながら)充実 させていくぞ――!
そうともさ、かるごは自称アイルランド表現家じゃないか! いつかアイリッシュウイスキーについて一冊書き上げようと考えているのだから、やらねば!


ありがとうございます、とっしゅいさん!
そして、待っていてください!  かるごはやるよ〜〜!!!



結婚したって、夢は捨てません。アイルランドもウイスキーも捨てません。


とっしゅいさんの未来にすろんちゃ!

心からありがとうございます。 ウイスキーそのものをいただけたことはもちろん嬉しかったけれど、かるごに、と思って声 かけてくださったこと、
サイトをのぞいていてくださったこと、
なにより、
やる気を与えて くださったこと、
心奥底深くから(from bottom of my heart!)うれしい気持ちと感謝の思いがいっぱい。
ありがとう、ありがとう。
そして、気をつけて、いってらっしゃい!!!

いつの日か、カウンターで再会いたしましょう。

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