教員免許状を再発行できますか、と問い合わせがあった。
これは東京都が発行しているものだから、こちらがコピーをとってどうするこうする、
というものではないのだと教えると、一瞬絶句された。
簡単に再発行がお願いできると考えている(と思われた)様子にガッカリした。
都が発行してくれるまでの間、見えない事務の積み重ねがあるわけで、そんなに
簡単にできることじゃないんだよ、と言いたくなった。
きっとそんなことも知らない、思い及ばないのだろうなと思ったとたん、ガッカリする
ほうが間違っている、と気づいた。
見えない事務の積み重ねなんて、わかるわけがない。
そして、そんなことがあると伝えて、なにがどうなるわけでもない。
あるいは、こちらにどんなに高潔な(!)意図があって、話すことがあったとしても
伝わるものでもないだろう。
あえて、そういう「見えないものがあるんだよ」と知らせるのは、単なる自己満足、
アピールにすぎない。
そもそも、世の中は何事も「見えないことの積み重ね」で成り立っているはずなの
だから。
もちろん、オモテに現れるものがすべて――でもない。
見えないことを知る必要がない、というのでもない。
いずれにしても、必要なときに――必要があったときに、「ふだんは見えないもの」は
きちんと明らかにされるだろうから、「見えないこと」に意味があるのだ。
見えない積み重ね――今日も明日も、また続く。
Posted by Karugo at October 11, 2007 05:13 PM