教育実習前の簡単なガイダンスのあった昼休み。
終了後、教室にいた教職課程の学生のひとりに突然呼び止められた。
帰ろうとしていたときだったので、なに?と立ち止まって振り返ると、
「ほんとに、いつもいろいろお世話になってます。ありがとうございます!」
と。
びっくり!
まわりもあまりの唐突さに、笑いどよめく。
とりあえず「いえいえ、どういたしまして」と答えたあとで、「どうしたの、突然」と聞いたら、
「いや、姿を見ていたら突然言いたくなりました」という答え。
その意味のわからなさ(?)に、また笑いが起きる――嘲笑ではなくて。
思わずほころんでしまう。
なんだかこういうのは、ほっとするようなうれしさがあるね。
かるごも笑顔で、「ありがとう」と言って教室を出た。
この、なんてことない――具体的ななにか一つのことに対するお礼ではない「ありがとう」
の威力。
うれしいエネルギーを生み出す、不思議なひとこと。
だれからの評価よりも、なによりもうれしい。
それに、いい学生たちがたくさんいる、ということもあらためて感じられて、うれしいのだと思う。
心の伝わる一言を、言うべきときにきちんと言える……ごくあたりまえのことのようだけど、
実感できることはとてもうれしい。
ありがとう!!!
するのは仕方がないのかな。
世の中すっきり割り切れることばかりじゃない。
自分自身ががっつりかかわっていたら、
もっと踏み込んで解決というか決着を望むことも、
得られることもできたのだろうけれど。
そう。
周辺にいるだけのときは、いつもぽつねんとして取り残されたり、
取り残されなくても腑に落ちる解決法を得られないでおわったり
するものなのだ。
そういうものだよな~~~~。
もやもやはするが。