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2004年12月18日(土)〜19日(日) かるごは福岡に行ったんだ。
「アイルランド表現家」としての活動と勝手に位置づけてね!

◆2004年12月18日(土)

朝4時すぎに起きて、羽田へ向かうべく身支度。
「準備がわくわくする」夫ぎみと違って、かるごは準備が面倒くさい。
前日夜中すぎまでダラダラ用意していたんだけど、結局機内持ち込みサイズの
スーツケースにつめたものは……着替え(寝巻き)と洗顔用具、アルバム6冊。
スーツケースはやけに重い。アルバムでね。
つまり、服は着たきりすずめになるかるごであった。
いいんだもん、オンリー28時間滞在だから。

そう。
ずっとユキさんと話していたことであったが、

 「絶対に アイルランドにいったときより荷物がおおきくなる」

あのときと同じスーツケースなんだけど、内容がぜんぜん違うし手荷物の量も違うのだ。
手荷物は、アルバム2冊とカメラの入ったトートバッグと、 化粧道具や財布などの入った
ハンドバッグ。
ま・こんなもんだろ、出張とみなせば。
そう。
これはいうなれば、アイルランド表現家・恵寿かるごの、出張なのだ。

福岡のユキさんとは、4年前にアイルランド友の会のMLがきっかけで知り合い――バリーマルーに
ついての質問に、かるごがお返事してみたのがはじまり――それからメールでのやりとりだけが
続いていたお友達。
2002年暮れに、アイルランドで待ち合わせて旅をすることになり(旅模様はこちら)、アイルランド仲間
としてまたまた絆を深めた大事な友人。

彼女が今冬、地元の小さなレストランで「アイルランド展」を催すという計画を伺い、ぜひお訪ねしたい
と約束。
会期中、ちょっとした企画として、アフタヌーンティーを愉しみながら、アイルランドトークも、なんてことを
考えたユキさん。
「かるごさんもお話してくれたりする?」なんて呼びかけてくれたので、かるごは手放しで 喜び、 これは
もう立派な 「オファー」ってやつだと勝手に判断した。
「アイルランド表現家」としての活動実績のひとつにしてしまえばよい――。
こういうとき、突然に身勝手でうつくしい判断ができるのは、かるごのよいところである。

と、まぁ、そんな経緯でふつふつ喜びをたぎらせ、秋口からうきうきしていた。
それまで、今夏アイルランドへいかなかったかるごのひそかな目論見は、こっそり冬のアイルランド
旅行敢行!であったが、これでひとまずフェイクアイルランド旅行ができること(このように、わけの
わからない こじつけ ができるのも、かるごのよいところだ)が最大級の楽しみとなったのである。

なるべくお金はかけないようにしよう!と決めていたので、チケット購入については、買い物でしか
貯まることのないワールドパークスのマイレージを使うことにした。
なるほど、こういうときのためにちゃんと備えられていたのだな。沖縄旅行のときに使おうと思って
いたら、特典が受けられる便がなかったので、結局使わずじまいだったのさ。
うーん、すべてに時あり。

朝一リムジンで間に合う、土曜朝の便にした。金曜の夜から行くことも考えたが、仕事の状況を
予想すると――やめておいたほうがいいな、と。
朝早くから到着して、んでもって日曜の午後に教会に着くように帰ろうと計画。
なにせ、19日はクリスマス礼拝なのでね。
教会学校の奉仕は休んでしまうことになるが、中高生も合同礼拝だから、教会学校のほうも
心配なし(と勝手に判断)。

ともあれ、そうこうしているうちに(準備はまったくできないくらい、仕事がつまっていた。珍しい)――
当日がどんどこ近づいていた。
リムジンを予約してないなぁ、しなければと思っていたところへ、寮から帰還してきた夫ぎみが
空港まで送ってくれるという。
ほんとにありがたい。ありがとう、夫ぎみ。
すべてをそなえてくれて、神様ありがとう。

というわけで、身支度整った頃に、情け容赦なく夫ぎみを起こして、5時半に羽田へ向けて出発。
具合が悪いのに、彼はがんばってくれたのよ。ほんとうにありがとう。
結構道がこんでいたので、6時50分につき、さかさかとチェックインしてすぐ7:20発の福岡行きに
乗り込んだ。もちろん窓際リクエストだったけれど、非常口横しかないといわれた。足が伸ばせるから
これはこれでうれしい。
が、しかし

うむ――そうだな。非常口横ってのは、窓際には違いないが、窓はないんだよな。
後ろの列の窓を覗き込む。
雲の波がきれい!
お天気もよかったし、わたあめを 裂いたみたいな雲がきれいに並んでいるの。
波打ち際ちっくな風景に、、そのうちウトウト。 今のうち寝とかないとね・・・。。

福岡空港。 時間通り到着。
1時間半のフライトだった……ってことは、おお、アイルランドに行くときみたいだったってわけだな。
空港の規模も、シャノンとか――へたしたらシャノンより大きいか?って感じでよいよい。

さてさて。車で迎えてくれたユキさん。
彼女のお友達のまきちゃん(初海外がアイルランド旅行、 滞在中アランセーターとかかわり、1ヶ月の
つもりの 滞在がなぜか8ヶ月になったひと。 このひとも一冊本がかけるくらい いろんな経験をしている)
とにお出迎えされた。

まずはイオンとジャスコがくっついている大型ショッピング センターに連れていってもらい、 スタバでお茶。
かるごが 持ってきたアイルランドアルバムをぞろぞろ取り出し、見せる。
ユキさんのも見せてもらう。

まきちゃんも、ユキさんも、 自分たちの思い出をとりまぜて話しながらわいわい。
これもまた、密度の濃い時間だった。
そうこうしながら、自分の気持ちがふわふわ広がっていくのがわかって、表情も変わっていったと思うのだよ。
充足感。もはやこれだけでも、福岡来てよかった!と思ってしまった。
まきちゃんの話も、ユキさんの話も、ほんとうに聞いていても尽きない。おもしろい。

プチアイルランド旅行。ヴァーチャルトリップとでもいおうか?
ああ。これぞまさに、アイルランド!
どこでもアイルランド!
勝手にあふれてきちゃうのね〜。

本番はまだ午後なのに、われわれはたっぷりアイルランドモードになってしまったのであった。
これといって立派な打ち合わせはしていないのだけれど――そのあとは夢葡萄という九州の
おいしいもん市場みたいなところでランチを堪能。
幸せ。
食べすぎるくらい食べて、いや食べすぎながら、かるーく流れを打ち合わせ。
いや、ほんとにかるーく、だったね。笑える。
でも、ここのバイキングはいいよ。東京にもほしい。。。こういう楽しいところ。

そしていよいよ会場入り。

会場となったレストランの「花もも」さんは、
とてもこぎれいな場所でした。

入っていきなり、アイルランド。
さりげなくあちこちにアイルランド。
トイレの足元にもアイルランド。

ひそかにうれしくなっちゃう、かるごでした。

ひつじたちは、ユキさん手作り。

黒いモールに、綿をまきつけて羊にしたんだって。
それらしく見えるよね。

2匹もらってきたよ。



真ん中は、まきちゃん作の
テニスボール大のがまぐち財布です。かるご購入。
ドネゴールカラーがすてき。

ま・四の五の言わないで、会場をご紹介――といっても、たくさん写真を撮ったわけではないが。

これが会場の一隅に設けられた展示スペース。
ツーリストインフォみたいな感じじゃない?
雰囲気あってすてき。

中段の編み物製品は、まきちゃん作ですとのこと。
アイルランドでの記念すべき一作目のバッグ――編み方の話、どれひとつとっても、あたたかいエピソードがあるんだよ。ほんのりと。

ぜひ、まきちゃんにも語ってもらいたいところ。


中でもかるごが気に入っているのは、これ。
この赤い棚。
お友達が作ってくれたんだって。
とてもアイルランドちっくな仕上がりで、かるごもほしいーーーと思ってしまいました。

時間が来て、こんなすてきなお茶セットが用意されました――。
真ん中にはユキさんのアイルランドみやげのお菓子。

そこかしこに政府観光庁から調達したパンフレットが置かれ、また時間までかるごやユキさんのアルバムを観ていただけるよう、並べて。

で、いよいよはじまりはじまり〜。

まずはユキさんの「実生活体験トーク」!
発砲スチロールに貼った地図、あちらで買ってきた遺跡ブックや
自分の撮った写真など―― いろいろまじえながら、
生活したひとならではの出会い、音楽、風景を語ってくれました。
かるごは音楽にはほとんど感覚以外のなにもないし、
生活もしたこともない。
だからサバイバルなことははっきりいってないから、
ユキさんやまきちゃんの「長期滞在」はまた魅力あふ
れるお話。

で。単なる通りすがりの旅人かるごの順番がまわってきたさ。

なにを話そうかなぁ、なんて思っていたんだけれど、それまでの雰囲気などから、 アイルランドとのそもそもの
かかわりから、はまってしまった話を――した。
かるごわーるどでいえば、かるごのアイルランドの冒頭で書いた初上陸エピソードから、ってこと。

自分が好きな場所や、好きになったもの。
なぜ毎年惹かれてしまうか、不思議な、広がりつながりゆく出会いの輪。
終わりのない、まさに循環・円環の国。
とりとめなく思いつくままに語ってみて、はじめは15分くらいで いったん切り上げようとしたんだけれど――
みなさん愉しんでくださったようで、そしてユキさんにまだ話してもいいといわれてしまったので、いい気になって
おしゃべりを続ける。
しゃべるしゃべる。
夢中、ってことばがぴったりで、あっというまに5時になってタイムリミット。
久々に心ゆくまで、好きなことをしゃべったという充実感でいっぱいだった。

なんにせよ、とてもSpiritualな不思議――これは魂に訴える意味でのSpiritと、愛すべきウイスキーに代表
されるSpritに出会えってしまう国としてのアイルランドに惹かれていること。
「アイルランド」をきっかけに人とのつながりの輪が広がること、喜びの循環、再生。
終わらないケルト模様のような、すべてに入り組んでいてもつながり、意味がある道のりであること――を、
いろいろなシーンで体験できる国。

そういうものはどこかほかの国にはまっても、得られるものだろうと思う――けれども、かるごにとってはそれが
まさにアイルランドであったということなんだよね。
だから――万人におすすめはしないけれど、なにかに出会いたいひと、見つけたいひと、探したいなにかがある
ひとは、 一度ぜひ行ってみてほしいと思うことも話した。

原稿は用意していなかったし、ユキさんとの打ち合わせもちょこちょこだったけれど、とても気持ちよくお話させて
もらうことができたよ。
聴衆のみなさんは、たしかにユキさんのお友達が多かったけれど、それはそれですごいことだよ。
だって、 なかなか来てくれることはないんじゃないか? アイルランドにとくに興味も知識もないのに、ユキさんの
だからと来てくれたわけなんだろうから。
おまけに、かるごを紹介されたって、またアイルランドなわけだから。
それだけに、愉しんでいただけた様子は、ユキさんもかるごもうれしかったというわけさ。

みなさん、ほんとうにご清聴ありがとうございました!

帰りには、いつかカフェをやりたいという夢をもつ、ユキさんのご友人ヨウコさん(ユキさんとアイルランドへ行ったこともある)の
手作りクッキーのおみやげが用意されて あった 。ユキさんのメッセージカードつき。

おいしかった・・・・(帰るまで食べなかったよ、もちろん)。



それから、われわれは花ももさんでお食事をいただき(かなり満腹オーバーもいいところでしたが)とてもリーズナブルでおいしかった。

福岡の道をドライブして、ホテルにチェックイン。歩行者の態度がすごいね・・・・轢かれたいというか、轢かれても死なないね!くらいの堂々さ。

もちろんその後は………
Slanteというユキさん行きつけのアイリッシュパブ。
レッドブレストが1000円しなかったり、なんだか福岡プライスに驚いた。パワーズ、ブッシュミルズ。
かぷかぷ、とおいしく飲む。
とはいえ、かなり眠い眼をこすりながらではあった。
体力が落ちているのは否めない……が、ともあれ、お互い好きなことをひとしきりおしゃべりをする。


◆2004年12月19日(日)

翌日、のんびり起きて朝ごはんをジェラール・ミュロのカフェで食べる。朝ごはんというよりブランチ?
パンを買い込む。なにも福岡でなくても、と思われるだろうが、東京は都下にいてしかも夜遅いとミュロの
パンを買うなんてありえないからねえ。

空港へ向かう。
ほんとうに単なる1泊2日なんだけれど、もっといたように思っちゃう。それだけ濃密だったし、充実もしていた。
今回出会ったひとりひとりが、とてもまたいいひとたちでうれしかった。
やっぱり、かるごは「いいひとだらけ」の世界を生きているのだろう。 かるごはついてる!(もちろんユキさんもよ)

……つくづく思う、アイルランドと出会ってよかった、って。
これから先も、またきっとすてきな出会い―――うれしいつながりを得て、たくさんのリンクが生まれるだろうと思う。
楽しみ♪


再び、福岡空港

まきちゃんも、お見送りにも来てくれた。
明太子までおみやげにくれた。
ありがとう。
1月に会えるかな。東京でやるお気に入りアイリッシュバンドのライブに来る予定だとか。
ぜひまた会いたいな。

チェックインしていよいよ搭乗ゲートへ、ってところで身体検査でひっかかっちゃった。
なにがひっかかったのかわからなかったけれど、限りなくゲートをくぐらされて――女性検査官にチェックされて。
行きと同じなのに・・・・・。

そんなのを目撃されながら、二人に見送られ――福岡を後にしたのであった。
前日9:10に福岡に到着してから、翌日13:15に離陸するまで――ほんとうにわずかな1泊2日であったけれども、
たとえようのない充実感をいただいて帰ることになった。
久々に自由人かるごとして、好き勝手に過ごせた。

そう、そして、かるごもアイルランド展、やっぱりやりたくなっちゃったなぁ。
ユキさんに言われて、さらに勇気付けられた感じ。
あんなにアイルランドを夢中に語り合う仲間がいて、聞いてくれるひとたちだっている――どこかでまたそんな
出会いが眠っているかと思うと、おもしろいじゃない?

そうだよね、 うん、2005年の目標にしよう!
アイルランド表現家として、出版か展覧会か、やるぞ!!!!!

そういう気概も得られた時間だった。

ありがとう。
ありがとう。
ありがとう。

「アイルランド表現家としての“勝手に”出張」は、かくして無事に終わったのであった。

ほんとうにありがとう!!

次を楽しみにしつつ。残りの会期も無事終えられますように!と帰着したかるごであった。

(後日、無事終了しましたメールをいただいたよ)


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